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マニラ一人歩き LRT、MRT、バスの乗り方
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マニラの交通手段 LRT, MRT編(マニラ、マカティの高架鉄道)
LRTはバクラランからモニュメントまでの区間を走っていますが、かなり以前からあったと思
います。当時はエアコンも整備されていなかったと思いますので乗ろうという気にもならな
かったものです。最近ではエアコンが故障している車両はあるものの、ほとんどの車両が
エアコン付になりましたので、タフト通り沿いの場所に行くにはこれを利用するとタクシー/FX
タクシーなどを利用するよりは速く目的地に着けます。ただ、2両編成~3両編成の車両
のうち、先頭車両が女性専用車両として運行されていて、女性専用車両は比較的空い
ているのに、残りの車両はギューギュー詰め状態といったことも少なくありません。大統領
が女性の影響でしょうか?エアコンの効きが悪いと暑いし蒸れるしあまり快適とは言えませ
ん。あまり混んでいない時間帯にエアコンの効きの良い車両を選んで利用するとよいと思
います。
☆2008年8月 LRTの営業時間が延長されました。
ビザ更新のためのフィリピン入国管理事務所へは、セントラルターミナル駅から歩いて10
分程です。
料金は区間によって12ペソ~15ペソ程で一回券と100ペソの前払いカードがありますが、
中継駅等では切符を買うために溜め息が出るほど人が並んでいることがほとんどですの
で、数回使うつもりであればプリペイドカードを比較的空いている駅で事前に買って置か
れると良いと思います。使用可能期間は2ヶ月有効で、最後に1ペソでも残高があれば
距離に関係なく一回乗れますのでお得です。
MRTが開通したのは2001年の前半だったと思います。タフトからノースアヴェニューまでの
区間を走っています。開通当時は現地の人もあまり使い方が分からなかったせいか、非
常に空いていてエアコンの効きも抜群で快適に使えたのですが、時間と共に利用する人
も増え、かなり混んだ状態で乗らなくてはならないことも多くなってきました。しかし、幹線
道路の渋滞を考えると長距離移動する方法としては便利です。
料金は区間によって10ペソ~15ペソ程で一回券と100ペソの前払いカードがあります。ご利
用にはLRT同様プリペイドカードを買って置かれるとよいでしょう。残念ながらLRTとMRTの
プリペイドカードは相互に使用することができません。使用可能期間は2ヶ月有効で、最
後に1ペソでも残高があれば距離に関係なく一回乗れます。2006年4月より、先頭車両
はシニア市民、身障者、女性や子供専用車両となりましたので、一般の人は乗れなくな
りました。
LRTとMRTはそれぞれEDSA駅とTAFT駅で接続しています。日本のように時刻表はあり
ません。他の交通機関と同じように車両が来るまで待って乗り込みます。LRTの営業時
間は月~金は夜10時 半で、土・日・祝日は9時で終電となってしまいますので、その
後は他の交通機関を使うことになります。
ストアード・バリュー・チケットと呼ばれるLRTとMRTのプリペイドカード。自動改札機に入れるときには、
裏表と方向がありますのでご注意を。丸い穴の開いている方を前方左側にして入れます。買うときに
は100ペソ(ハンドレッドペソ)と言って買うと通じます。一回券もこの形です。
2006年、RectoとSantolanを結ぶLRTライン2が全線開通しました。MRTにはAraneta-Cubao
駅で、LRTにはDoroteo
Jose駅で接続しています。この新線には切符の自動販売機が設
置されています。行き先のボタンを押してからコイン乃至は紙幣を入れて切符を買いま
す。車両も幅広に作られていますので快適です。
LRT,
MRTへの缶ジュース、缶製品の持込みは保安上規制されています。万が一持ち
込もうとしますと、改札目前で缶製品を没収されますのでご注意を!! スーパー等で買い
物をした魚等のナマモノも持ち込み禁止です。
マニラの交通手段 乗車時完全に停止しないバス
バスはエアコン付の車両も多く便利なのですが、主要な駅や交差点近くでは乗車に便利な
場所が停車禁止区間になっているところがあり、手を上げて乗ろうとしても完全停止してくれ
ません。低速で少しづつ動いている状態にはしてくれるのですが、完全に止まるまで待って
から乗ろうとすると、乗せずにそのまま走り去ってしまいます。少しづつ動いている状態の
ときに飛び乗るか、又は交差点からかなり離れた場所で完全停止してくれるところで乗るか
のどちらかになります。特に、近くに警察官がいたりすると低速にもならず無視して走り
去ってしまいます。交差点の混雑を解消するための苦肉の策だと思いますが、大きな商業
地区以外はバス停は見られません。手を上げて止めるのが基本です。交差点の信号手前の
赤信号で停車しているバスは、完全に乗車禁止地域に指定されている場合を除き、すぐドア
を開けてくれますので、信号が青に変わる前の時間を見計らって乗ると比較的安心して
乗車できます。又は、交差点を過ぎたあたりが、乗車場所になっている所もあります。
料金はバスに乗った後で、車掌が切符を切りに来ますので、目的地を言って料金を払います。
エアコンバスの場合一区間12ペソ程で乗れます。このとき乗車券をくれますので、降りるまで
失くさずに所持しておきます。改札は車掌とは別な人が、ある区間乗り込んできますので、
乗車券を失くした場合は再度払うことになってしまいます。
行き先はフロントガラスの内側に主な行き先が書いてある看板がかかっていますので、
行き先を確認して乗り込みます。降りる場所は進行方向に対して交差する道路の名前と
なります。ですから、同じ交差点でも、進行方向が異なると、違う名前となります。因みに、
道路には、古い名前と新しい名前が付いているために、新しい道路の名前を言っても通じ
にくいことがあり、さらに複雑になります。まだ旧名の方が通じやすい状態です。しかし、
慣れてしまえば問題ありません
マカティ市のビジネスの中心地、アヤラ通りでは、降車場所は何ヶ所かありますが、
決められた乗車場所が少なく、乗車できる所まで行くのにかなり長い間歩かなければ
ならないことがあります。
LRT 新線拡大マップ
TAFT-EDSA
拡大マップ
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